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キョンの皮で作ったスマホケース

 

 

 皆さんは、いすみ市の人口とキョンの頭数を比べたとき、どちらが多いと思いますか?。人口が約36000人に対して、キョンは約50000頭生息しています。私が世話をしている畑にもずいぶん入られて、野菜から花まで全部食べられてしまいました。生態を知るために勉強もしました。やっと、対策の成果が出てキョンは畑の中には入ってきません。キョンに対して私は少し考え方が変わってきています。キョンだって必死に生きています。里山で見られるようになったのは、人間が里山の管理をしなかったり、美味しいものを捨てたりしているので、里山の方が住み心地が良くなったのです。私たちにも責任があるのです。いすみ市には、キョンを捕まえるだけでなく、皮をはいで、印伝の皮まで加工している人がいます。しかも、少し前にこのキョンの皮(印伝)を「房州印伝」という商標登録までしてあるのです。私は、「房州印伝」で初めてスマホケースを友達に作ってもらいました。この写真の赤いところだけが印伝です。全部印伝にしたら材料費が高くなって加工ができません。それだけ価値があるのです。この肌触りの良いスマホケースを毎日肩にかけて出かけます。